2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

春と修羅(6)。

「わたくしはどこまでも孤独を愛し/熱く湿った感情を嫌ひますので」 『春と修羅第二集』序。(http://why.kenji.ne.jp/haruto2/jo.html) 最終回。明日本番だから。いや、全国いったら続き書くかもしらんけど。 幾つか宮澤賢治の「春」概念について例示する…

春と修羅(5)。

id:assa:20050929の続き。春と修羅、序文。 http://why.kenji.ne.jp/haruto/100jo.html 横書きにリンクしたけど、縦書きのが良いと思います。 この序が語ってくれることは、強いてシンプルに言うなら、イメージとして詩を捉えるのが大事てことである。書くの…

春と修羅(4)。

id:assa:20050925の続き。ぐだぐだ考えてることを言語化してる時間がないのでサクっと。後で詳細にぐだぐだ書くかも。ぐだぐだ。 ・池澤夏樹が『春と修羅』の解釈について「春=世界/修羅=賢治」と規定したらしいが、ちょいそれは正確でないと思う。前回書…

春と修羅(3)。

宗教は疲れて近代科学に置換され然も科学は冷く暗い 芸術はいまわれらを離れ然もわびしく堕落した宮澤賢治『農民芸術概論綱要』(http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/2386_13825.html) 世界→作品←鑑賞者 大雑把に書くと、西洋近代の芸術作品の解釈…

春と修羅(2)。

声に曲調節奏あれば声楽をなし 音が然れば器楽をなす 語まことの表現あれば散文をなし 節奏あれば詩歌となる(宮澤賢治『農民芸術概論綱要』http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/2386_13825.html) とまぁ、(1)で色々調べ書いてて一番思うのは、宮澤…

春と修羅(1)。

『春と修羅』を歌うことになった。宮澤賢治詩。信長貴富作曲。とかなんとか、昔木下センセの授業で「雨ニモマケズ」を材料に色々話を聞いたことがあって、何となくひっかかってた部分もあって、サクっと宮澤賢治について調べてみた。授業はアートマネージメ…

川の音、潮の音。

湯川潮音、羨ましいなぁ。ファーストメジャーシングルがハナレグミ永積にくるり岸田、そしてミュージックマシーンさんによれば、セカンドシングルはex.スマパンのひとにカップリングが黒沢健一だってさ。唄い手冥利につきるよねぇこんな方々が美メロをがんが…

その音楽の<私>とは誰か。

徐々に著作権関連やらの文献やら音楽美学の文献やら読むのにもまとめて書くのにも飽きて、というか問題意識の先走りばっかりがおき始めて一向にシコウが前に進んでいないので、そろそろインプットからアウトプットするために何を集約するのか考える、という…

Run away, 100 years away.

誰もが忘れた頃に<パクリ>をめぐるBlog、『<パクリ>にまつわるエトセトラ。』更新。僕も忘れかけてた。いかんいかん。涼しくなったらシコウもまとまってくると思うので、更新ペース上げたいものであります。 「ドロボー」という単語と「盗作」という概念…

四六時中も歌を聴いて。

ここ半月くらいの消費録。『Superstar』-くるり。ポップ。ここ数枚のくるりってポップには違いないのだけど、次のアルバムどうなるのか想像つかないくらいに、様々にポップよねと思う。巧くはまってくれると良いのだけど。けど、巧くはめちゃうのがくるりな…