四六時中も歌を聴いて。
ここ半月くらいの消費録。
ポップ。ここ数枚のくるりってポップには違いないのだけど、次のアルバムどうなるのか想像つかないくらいに、様々にポップよねと思う。巧くはまってくれると良いのだけど。けど、巧くはめちゃうのがくるりなんだろうな、という期待感は持たざるをえない。余談だけど、CDレーベルがちょっと怖かった。
上田ケンジプロデュースの2曲(「ムーニームーン」「窓辺」)を聴きたいがために買った。なんと贅沢かつマニアックな買い方だろうなぁ。2曲とも『アンビバレンス』という上田ケンジのソロ盤収録曲のカヴァー。上田のどろくさい(けどどろを被ってるからこそ美しい)メロディは加藤いづみの声によく似合う。ちょっと清涼感ありすぎたかなぁという気はしたけど。まぁ晩夏だし、これくらいが丁度いいさね。
ブクオフで1000円。過去曲のアコースティック・リテイク。基本的にはピアノメインで、アコギ、少々の弦で構成されたオト。シンプルアレンジの勉強になるかもしれない。まぁなんだかんだ、名曲はいかなるアレンジにも耐えうるてことかな。けど、やっぱり、過去曲の何かが取り憑いたかのようなあのオトはこの盤では戻ってはきてないし、そういうのを期待して聴いちゃいけないんだと思う。
カヴァー盤。つか斉藤和義とのデュエット、通称「ボニ義」の「真夏の果実」のカヴァー、これ最強。玲葉奈とやったときもそうだけど、斉藤和義の声って、女声と絡むと実に官能性溢れてステキである。女声相手に媚びようとしてないところがそのステキさの根源かもしれない。他にもボニー、平井堅サマを筆頭に色んなひととセッションしてるけど、これだけ映えてる「ゲスト」は他にはなかった気がする。
なんか彼らの曲って聴くと、ふるさとに帰ったような気分になるのは何故だろう。いや、たぶんさいたまのことじゃないんだけど。架空のふるさと。そういうオト(どんなだ)。