LOSTMAN.

1-2。アウェイで清水に負けた。エスパルスは引き分け狙いなんて姑息な真似はせず、首位浦和レッズに堂々と挑んで勝ったんだから、素直に賞賛に値する。けど試合として、ハイレベルとは言いがたかった。どうも煮え切らない。

どんなチームでも、プロの真剣勝負である以上、いつかは負ける。例えば、百試合やれば今の楽天だって今の巨人に何勝かはできるだろう、たぶん。だけどこれ、ただ今年初めて土つけた、て以外の意味も持つ。ちょっと、想定される中でいちばん宜しくない種の負け方だったと思う。なぜって、去年の悪かったときの展開に良く似てる、のだ。

なんかリズム悪いスタート→ミスで失点→焦って点とれない→熱くなって審判敵にまわす→前ががかりになって相手の守備の集中力を高めてしまう→退場者出して10人対12人(審判含む)の試合に。

大体こんな感じ。よくない。特に退場は次の試合に響く。戦力的に響くだけでなくむしろ心理的な側面が強い。しかも荒れたゲームの次は、また荒れるケースが多い。次キレイに勝って悪い連鎖断ち切れれば、シーズンの優位は揺るがないだろう。けど、負けると厄介。チームの真価が問われますなぁ。

……にしても、審判ダメすぎ。判定やカードの基準ぶれすぎ。前半のワシのPKの基準でみたら(審判の人間的気まぐれで1回はとらないことがあるとしても)最低あと1本はPK裁定の機会があった。どうしてもとるつもりないなら、前半のPKはとるべきではなかった。どうしてプロ審判であるはずの「スペシャルレフェリー」って、必ずダメな笛吹くんだ。偏ってるとかなんとかよりまず、ディシプリンが不明瞭なことが大問題。こんなじゃJリーグのレベル上がりませんよ。去年100回くらい書いたけど。暴言で試合の外でカードもらうてのはほめられたもんじゃないけど、あれこれ言いたくなるポンテの気持ちも分かる。第一、カード出さないと試合コントロールできないなんて、本来プロの主審の考えるべきことじゃないはずだ。

まぁレッズが負けるときなんて大体こんなものかなぁと想像はしてたけど、余りに悪い予感当たりすぎて、ちょっと後味悪いゲームでした。一番の問題は、マルキーニョス、兵働辺りを自由にした守備のポカと、攻撃のマンネリ化だと思うけどね。アレックスの左サイドの位置の高さがゲームの流れを象徴するなぁとも思った。この悪い雰囲気どうにかできるのか、小野伸二の復帰に期待、かな。ポンテ欠場で、長谷部、伸二のW国産司令塔がどうなるか、みてみたい。