今になって流行りだしたあの好きなバンドについて。

ケガしてからピロウズばっか聴いてるよ。「信号が何色でもブレーキなんて踏まない」……イタタ。冗談はさておき、心境的には『Please,Mr.Lostman』の曲がほんとよくはまる。凹んだときには大体このアルバムが傍にあったわけだけど、そいうこともあってほんと名盤。情けなさを担保にしつつカッコイイ、とはこういうことなんである。振り切ったロマンチシズムというべきか。

「Ice Pick」という、このアルバムに入ってるthe pillowsの曲がある。地味曲だけど、ギターバンドピロウズの魅力が余さず詰まってる。最近の曲にひと匙足りない要素があるとするなら、僕はこの曲のそれだと思う。乾いたリズムという何処か無機的な要素と言葉や絡むアルペジオの生々しさの有機的結合を呼ぶアレンジの妙。ある曲の歌詞を借りるなら、それは彼らがかけた、「魔法みたい」なもんなんである。

今より似合う場所が何処かにあるようなきがして早25年、asでした。Zepp行く方は骨折るくらいに楽しんでってください。