この店で一番高いギターを弾かせてくれ!が書籍化、そしてイベントやります。

お報せすることが多いので、すっかり告知用のスペースになってしまいましたが、それでもめげずに告知します。

僕が1年近く編集者として関わった前代未聞、抱腹絶倒、だけどガチなギター・コラム「この店で一番高いギターを弾かせてくれ!」が、書籍化されました。今日から店頭に並んでるみたい。

いちばん高いギターを弾かせろ (エイ文庫 179)

いちばん高いギターを弾かせろ (エイ文庫 179)

最初の取材は、去年の6月頭。暑い暑い空梅雨の典型みたいな1日で、神保町をさまよい、10店舗くらいに取材を飛び込みで申し込んでは断られました。今、冷静になって考えてみると、こんな前代未聞な企画に、飛び込みでGOを出してくれるお店もそうそうないとは思うのですが、それでも1店舗OKがとれると、憑き物がとれたかのように、皆さん取材に応じてくれるようになりました。40店舗くらい同伴したのかな。現場は、大変でもあり、けどそれを上回るくらいに楽しかったです。ひたすらに。

僕は4月に部署を東京カルチャーカルチャーに移すことになり、担当を外れたのですが、ヴィン★セントの快進撃はとどまることなく、ついにはエイ出版社からお声がかかり、LAのフェンダー・カスタムショップにオフィシャル取材できるまでになっちゃいました。

献本も頂きました。基本的には、ハッピーなオーラに満ち溢れてて、笑顔が絶えない、だけど真剣なギターエッセイなのですが、どことなくセンチメンタルな空気がときに漂ってたりします。担当をしていてつくづく思ったのですが、このヴィン★セントさんというのは、ハードボイルドな語り口とは対照的に、とても人情家で、一期一会の精神を大事にしている方です。ラストは、なぜだかわからないけど、ほろりときちゃいます。

カラー図版も多いし、単純にプチ・ギター・カタログ、楽器店カタログとしても秀逸です。お手にとりあそばせ。そして、書籍ではお伝えできなかった、取材のオチである「Smoke On The Water」の迷演奏の数々は、本家サイトにてお楽しみください(笑)。

しかしまぁ、よくここまで成長したもんです。アクセス数も好調らしいし、ひとえに読者の皆様のおかげであります。

そして、ありがたいことに、版元のエイ出版さんから、「東京カルチャーカルチャーでイベントをやりたい」という申し出を受けました。おお!喜んで!というわけで、10月3日金曜日に、「一番高いギターを弾かせてナイト」と題して、出版記念イベントをやります。

http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_080903192926_1.htm

色々な趣向で、裏話を交えつつ、そしてヴィン★セントの笑撃ギタープレイも交えながら、お届けしようと思います。

どうぞよろしくです。