We're the champion!

浦和レッズ清水エスパルス天皇杯決勝テレビ観戦。2-1。三菱重工以来25年ぶりの天皇杯をレッズがとりました。正月から幸先の良い試合で何より。アジアチャンピオンズリーグへの出場権も獲得、て「浦和レッドダイアモンド世界に輝け」なんてあのコールが実現するとは数年前まで想像だにしてなかったよ。

試合内容は、清水の粘りにとことん苦しんだけど、苦しみながらも結果を出すという、本当にガマン強い、イヤなチームになってくれたなと思う。これは瞬発力とか勢いとかそういう勝利ではなく、文句なしに、走攻守の総合力の勝利というか。浦和は元々、勢いと個人力のチームと思われがちな気がするので、そういうイメージを払拭できたてのはほんと喜ばしい。

この天皇杯の勝因て、たぶんリーグの最終節にホントに良いゲームをして、だけど優勝に届かなかったことからくる勝利への欲求と、自分らのサッカーのスタイルの確立が巧いこと重なってくれたことなんだと思う。だから、一発勝負にもかかわらず、最後にはまぁ勝つんだろうな、という流れが試合の中でできてたし、そいう試合にうまく持ち込んでた。堅守のチームが相手に続いて、こつこつ点をとるという姿勢が身についたのも良かったかもしれない。何時ぞやの決定力不足がウソのように、少ない好機を確実にモノにしてった。今日の試合はその結実。左アレックスからのクロスに相手の虚をついた堀之内の巧いヘディング。長谷部、赤星、ポンテと絡んだ結果生まれた2点目のマリッチのゴールは、結果という意味でもゴールにいたるプロセス的にも、文句なしに今シーズンの浦和のNo.1ゴールだった。長谷部やポンテが徹底的につぶされ、岡野やアレックスが守備に押し込まれても、たった1回のチャンスで、こゆ巧みな技を見せ付けられるチームになったのだ。ほんと成長した。つかトミー・マリッチ、最高。解雇されてもクリスマス休暇返上で最高の置き土産を残してくれた、真の紳士だったよ。(W杯、日本がクロアチアに勝つことが彼への最大の恩返しだろう。)

カップ戦は運もある、とはオシムの言だけど、昨年度ステージ優勝以外は無冠という悔しさから連なる、ナビスコベスト4、リーグ2位の先にしっかり結果を出したことは、紛れも無く実力の勝利だ。小さなことからコツコツと。爆発力はエメ時代から衰えたが、代わりに多くのモノを獲得できたことの証明。浦和の勝利は必然だったし、勢いだけでは勝てない、という勝負の定石を日本サッカー界にもたらす布石になったと言えましょう。そんなでおめでとう、ありがとう。We Are REDS!