雨に撃たえば。

日本対ウクライナ戦のヴィデオを観た。0-1。中田浩レッドカード。終了間際にただの競り合い崩れにPK判定。

報道で情報を持って、どれだけ不可解な判定だったのだろう、とある程度想像してみたのだけど、まぁ客観的にみても想像を裏切らない判定だった、といわざるをえない。ジーコは現役時代に、相手のPKのボールにツバを吐きかけたこともある程の人間だしね。まぁあれだけ怒るのも分かる。

けど試合を無かったことにしてもらいたい、という発言はやはり大人気ない。だって、事実として、日本は1点も入れられなかったのだ。前半で1点入れてたら、中田浩の退場も守り固める決意をするためのきっかけになり得たし、不可解なPKを与えたって引き分けられたのだ。根本的な原因は、レフェリーではなく得点力不足、もっと言うとシュート不足にあるといわざるをえないだろう。今の日本代表の決定力でシュート4本じゃ、そうそう入らないし、0得点じゃ勝てないのは当然のこと。

とにかく攻めが単調。後半3バックになってサイドが余裕できたおかげか、右から良い形つくれたけど、他の時間帯でサイド攻撃は皆無と言って良かった。攻撃を期待されて入れられたであろうサントスは全く仕事をさせてもらえず、逆に相手に不気味なスペースやミスパスを与えるだけだった。誰かがドリブルで攻めあがったとき、一体何人がフリーランしてるだろう。ドリブルで仕掛ける選手の背後からのフリーランが圧倒的に少ない。だからFWへの単調な縦パスになる。相手のDFも東欧の強豪のDFだ。そう縦に急ぐ攻撃じゃ打開できないだろう。アジアのDFレベルなら10本に1本は通るかもしれないけど。と言う訳で、どうやったら点がとれるか、ペナルティエリア内でシュートを打てるか、ペナルティエリアの周囲でファウルをもらえるか、もっと考える必要があるんだろうと思われる。

けど、DF良かった。特に坪井は代表戦では久々に集中を切らさない動きを維持していたと思う。代表デビューでPKを与えた箕輪は全てがクレバーでフェアなプレーだったと僕の目には映った。中澤、宮本抜きで、PK以外の失点を防げた、というのは良い徴候だろう。

もっとも、ウクライナといっても、シェフチェンコのいないウクライナ、だった訳だけど。小野がいない上にシェフチェンコいない、てなると、なんつかね。なんだかね。試合前「シェフチェンコの居るのと居ないのとでは別のチームだ」と言ってたのはどこのカントクだっけ?まるでベーコンの入ってない目玉焼きをベーコンエッグだと言われて食べさせられてるみたいな……て言いすぎ?高熱てほんと?……ともあれ伸二ー……かむばーっく……。