沈黙の夏色模様。

『冬色ガール』-スムルース。ブクオフで200円で買った。いまさらながら、ちょっと、というか結構お気に入り。

最新シングルの『沈黙の花言葉』石田小吉がプロデュースしてるてんで知って買ったのだけど、花言葉がせつなくも力強い名バラードなのに対し、『冬色』は今流行りの「4つ打ちストリングス系」モロ売れ線直球。だけど鼻にかかったヴォーカルや歌詞のフラジリティの絶妙さとオトの晴やかさのギャップがきらきらでステキである。藤井丈司プロデュース。何気にスパイラルライフ繋がりだったりなんだり。

比較するのもなんだけど、同系列で言うとフローのなんちゃらて曲の十数倍は良いと思う。レミオの『南風』と下手すると同等くらい良いかも。嗚呼、こう書いてたら『一万マイルの彼方へ』聴きたくなったじゃないか。SCUDELIA ELECTROがこの曲をシングルに切らなかったのは、レコード会社等のオトナの事情ではなく、メンバー間の意見の相違だと知って少し切なる思いを抱いたこのごろであります。後期作の盤のカラーが大体複層的だったのは、狙ってそうしてたんじゃなくて、メンバー間のそいう事情があったのね、といまさら思うと、ホント、嗚呼、もう終わったんだなぁ、としみじみ思ってしまう。切ないなぁチキショウ。あ、話逸れた。スムルース良いですよ。うん。