ハウスダスト混じりの孤独にクシャミしてます(2)。

で、も1枚買ったのがこいつだ。

『トンガリキッズI』-トンガリキッズ

ここ数週間、街中でざんざかマリオ聞こえると思ったら、こういう名前だったのね、でおなじみのトンガリキッズ。想像以上に売れてるらしくびっくり、で、今更ながら購入。

何かの機会に収録曲「B-DASH」については、絶対語ることになると思います。SUPER BELL"Zの『MOTOR MAN』、KICK THE CAN CREWの『クリスマス・イブ Rap』をはじめて聴いた時と似たような、ピーンと来るモノと衝撃の混じった感情を覚えました。その実践の仕方が非常に良いし、おもろい。これが売れるのは必然だし、これが売れるということが示唆するものは非常に大きなモノがある。と思う。そして、これが、「Dr.マリオ」のBGMと激似とされるオレンジレンジの「以心電信」と同時期に出てヒットに繋がったというのは、00年代のJ-POPの一つの徴候を現していると思う。まぁそれが何か、てのは……おいおい考えます(おいおい)。まぁ一言で言うと、所謂音楽を構成する「元ネタ」というものが、かつて「音楽そのもの」て文脈だったものが、サンプリング実践者の「聴いた音」とか「音体験」そのもの主体に完全に「移行しきった」てのを証明してるというか何と言うか。そんな感じ。数年前は「移行しつつある」で止まってたと思うのよね。それがここに来て、ぶーんって振り切れた。とかなんとか、ていう印象。

(先に挙げたspeenaのカヴァー盤の収録曲の脈絡のなさ [ガールポップ、という共通点しか各曲には見出せない。] てのも、ある意味それを証明してる気もする。カラオケ文化の所産と片付けられるものだろうか、それとも別の文脈が隠されているのか。だらだらだら……)

と言う訳で、聴くために、というよりかは資料用に買いました。ジャケットもなかなか良い感じだし手元に持っておいて損はあるまい。て、余り落ちてないかもよ、B-DASHぅ!!