洒落たスーツ着て今日はトークショー。

「ユリイカ＊ブログ作法　打ち上げトークショー」（http://www.books-sanseido.com/kanda_4/2005/04/_.html）に行ってきました。何処へ行きたいのか方向性のよく分からない異種混交な話題のカオスの中で（ある意味四番バッターだらけの巨人打線みたいだった。点が強くて面白いが夫々の話題と個性が線としてつながらない。）一際際立ったのが吉田アミさんの発言だったかな、と。一番はてな「ユーザ」に近い場所からモノを言ってたというか視点のプリミチブさがステキだったというか。

で、結局、なんで詩と批評の雑誌、ユリイカが「ブログ」を取り上げたかったのか。取り上げる意味はなんだったのか。肝心な部分はさっぱり見えず。僕は（打ち上げでちょっと関連した話題をid:gotanda6さんと話したんだけど）紙媒体とWeb媒体の間の壁てのはまだまだ高いと思うし、メディアとして別物といわざるを得ないと思う。Blogが雑誌にとって変わるものだ、というのはまだまだ幻想の域を出ないんじゃないかなぁ。ライトユーザとそれなりに文章に力を入れてるユーザの比率の問題もあるし。玉も石もあるのがWebだし、匿名的であるがゆえに権威もないし、肩書きを持ってないひとにしてみれば広告宣伝の媒体にもなりづらい。もともとサイトやってる僕がBlog導入して変わったことて何もなくて、アクセス数くらいだものなぁ。

とりあえず、まぁやっぱお深いですな、という印象はぬぐえず。次は月に乗り降りるというユリイカは、いったい何処へと向かうんだろう？