are you sleeping ......?

……と、なんでここまでヨドバシの宣伝をしてるかと言えば、別にヨドバシの回し者だからでもなんでもなく、我が家ではBSが入らないせいだ。いちお平日なんで実家に戻るにはキックオフの時間に間に合わない状況だったからだ。一抹の良心の呵責を感じるからだ。

浦和レッズジュビロ磐田。テレビ観戦。BS第一。

……。……90分間、釘付けになって見てました。はぃ……。

とりあえず「テレビ普及時の力道山観戦気分」*1と開き直って評を書く。2-2。打ち合いのドロー。という風にスコアをみると思うかもしれないが、決して打ち合いではなかった。かと言って、中盤で凌ぎを削りあう厳しい試合でもなかった。もっとはっきり言おう。レッズファンだがあえて言おう。日本を代表する強豪チーム同士の対戦とはとてもじゃないが思えなかった。特にジュビロ。寝てるんじゃないか、て、前半のある時間帯のレッズに今日も思わされたけど、レッズに誘われたのか、もっと激しく眠りに落ちてた。かつての怖いジュビロの姿なんて殆ど感じられなかった。なのに、引き分けた。復調の兆しが見えてきたレッズが、寝てるジュビロに引き分けたのだ。痛すぎる。

何故かと言うと、答えは簡単で、今のレッズには好調かつ献身的な選手が居る一方で、眠ってる選手や、後半になったり失点しないとエンジンかかりはじめてくれない選手や、決して絶好調とは言えないのにピッチに立っている選手がいるからだ。こんなに個々がばらばらじゃ、元々個人技のチームとは言っても、チームになっちゃくれない。ひとつひとつの浦和のプレーに連動性がないってことだ。例えば、味方同士スペース被ってチャンスにならなかったシーンや、パスの出し場に出された選手が半歩の遅れで追いつかなかったシーンが何個あったか数えてみるといい。誰がマークについて、誰が当たりに行くのか曖昧になって失点し、失点直後攻め込まれた場面もあった。前の試合に比べればマシになったけど、こんなのやっぱり本来のレッズじゃない。

例えば、長谷部のクレバーさは実に光ってた。点の気配を感じさせるプレイの多くに長谷部が絡んでいた。1点目のシーンのアシストは混戦でここしかないという場所にボールを配給したし、味方が出しどころに困る場面で必ずボールをもらいにいってた。田中達也は点にこそ結びつかなかったものの、裏への走りこみ、サイドへの流れ、そこから中央への切れ込み、可能性あるシュートへのチャレンジ等々、ボールを受ける動きが実に今日は素晴らしくて、ようやく復調か、て思わせてくれた。鈴木啓太の運動量溢れる動きも戻ってきたし、相手の攻撃の芽をしっかり摘んでた。

だけど、そゆ選手がそゆ動きをしてる一方で、裏から走りこむ味方がボールをフリーで欲しがる場面で強引にドリブルをし何度チャンスを潰したか。サイド裏に走るFWに出せる場面で枠に飛ばないシュートを打ってチャンスをふいにしたか。中央裏を狙うパスを出して何度相手のDFにひっかかったか。サイドに開けれる場面で何度強引に中央突破を狙ったか。中に高い選手いる訳でもないのに何度下手にアーリークロス上げて簡単にクリアされたことか。いずれも誰のプレイとは言わないけど、大局を見れてないシーンが余りに多い。多過ぎる。チャンスはつくれるけども、シュートは打ってるけども決勝点が決まらない理由はここにあると思う。個人プレイだけでは、一試合でとれる点は2点が限界だ。

そして、僕の観る限りじゃ、今日一番そゆ大局を観れた、可能性を感じさせるプレイができてたのは、フリーで後ろからの飛び出しを多く見せてた長谷部だった。とゆうか、折角ジュビロが長谷部をあれだけフリーにしてくれたのに、何故それを活かさない。今日サイドバックによる攻撃が殆ど機能しなかった理由はまさしくそこだと思う。ボールを引き出そうとしないアレックスや山田には苦言を言いたいとこだけど(山田は西、村井つぶしという仕事をしっかりこなしてはいたので、文句半分拍手半分という感じだけど、ケガ明けのアレックスは見てらんなかった。)ボールの両サイドへの配給元であるパサーをチームが見れていないんじゃやっぱダメだ。やはりチーム全体が「誰にボールを預け誰に出す」てそゆ意識持たないと限界あるてばよ。良い時にはそれができてたし、後半良い時間帯にはできつつあったのに、何で一試合続けてできないんだろう。若さゆえのムラ?プロである以上、しかも代表経験持つ選手を多く抱える以上、そんな言い訳も通用しないだろう。ふー。

しっかりとボールに行ったタックルの結果相手がけっつまずいたてだけだろう、て場面のPK判定は確かに疑問だし首を傾げたくなるし、抗議したくなる気もちも分かるけど、やっぱりもっと首を傾げたくなるのは、レッズの試合運びそのものだったりするのだ。格下と目されるチーム相手には眠ったゲームをするし、眠ってるチーム相手にも勝てない。次は好調かつ不得手の名古屋。良い加減悪循環断ち切ってくれないと不味いよね。好調だったFC東京から勝ち点3もぎとって連敗街道へと導いたのだから、ここらで名古屋の勢い意地でも止めようと奮起して欲しいとこだ。そうなると鹿島の独走になってしまう可能性ますます高まるけど、この際なりふりかまっちゃらんない。シュートの本数よりも、勝ち点という数字が欲しい。もっと前半から泥臭くなれよ。執念深くなれよ。走るのをさぼるなよ。と言いたい。そうすれば勝てるのに。驕るにはまだ早すぎるてばさ。


で、他の近しいチームに希望を見出すべく、Jの結果を眺める。川崎フロンターレマリノスに勝利、おめでたう!大宮も勝ったぞ!因みに、ちゃんとヨドバシカメラでCD-R20枚パックと電池を買って帰りました。ありがとう、ヨドバシカメラ!カメラはヨドバシカメラ


*1:僕が観てたら、もうひとりスーツのおじさんが観戦しに寄ってきました。ルイトモてヤツね。他にテレビは何台もあるのに、わざわざ僕の観てるとこに来るさまが、人間心理って不思議ねーと思えた。皆で見れば怖くない笑。