Rock Team のパクリが抱える苦悩。

パクリに纏わる駄文は脈々と続いております。id:assa:20050115、id:assa:20050120、id:assa:20050123、と。その続き……やば……栗原さんに乗せられてます?そんなで、ネタメモ的に。にやりにやり。

□続パクリそのいち。

id:matsukuraさんよりトラックバック頂き(id:matsukura:20050125)、ワンゲルくるり初オンエア時についこないだ出た曲を参照元にした中村一義がいて岸田繁とふたりにやけ苦笑ってた、という挿話(id:assa:20050123の下の方。)のウラがとれました。にやりにやり。

確か、2000年の9月頭ぐらいの岸田繁の週に、ゲストとして中村一義が出演したのだ。( 略 )で、その番組内で「本邦初オンエア」なる、くるりの新曲が放送された。まだ発売を一ヶ月以上先に控えた新曲「ワンダーフォーゲル」。( 略 )フルコーラスが流れきった後、マイクがスタジオに戻った時、最初に流れた音声が岸田繁中村一義の2人の「へっへっへ」といった笑い声だった。( 後略 )

岸田のラジオに中村クンだったのですね。貴重な情報をありがとうございます。にやりにやり。


□続パクリそのに。

http://insighter.jugem.cc/?eid=99

オレンジレンジの音楽は過去のロックやポップのデータベースから紡ぎだされたシミュラークルなので、東浩紀的に言えば「動物化」したロックということになる。オタクの「萌え」がオレンジレンジでは「モテ」に変わっているだけで、根っこは同じだ。ロック=反体制という大きな物語への欲望が消えた後に生まれた、キャッチーで即物的なモテ要素の方程式、それがオレンジレンジだ。

真実一郎さんが拙論文とはまた違った見地でパクリと大塚英志東浩紀的解釈(大きな物語の崩壊→動物化)を接続し、オレンジレンジを題材に、かくのごとく書いておられます。僕的には「即物的」てひとことで片してしまっては議論おもろくなんないじゃないですかー、といった感じだったりするのですが。ついつい深読みしたくなるのです。それが僕の性格であり、見地です。にやりにやり。

その他。ミカン関連については、諸諸。でるわでるわザックザック。
http://www.geocities.jp/tsubusu00/index.html

http://www.geocities.jp/tsubusu00/toiawase.html
↑これはおもろかった。「取材」ご苦労様です。にやりにやり。


□続パクリそのさん。

id:ykurihara:20050120#1106155126 のコメント欄。何時の間に議論がちょこっと進んでおりました。そのに、で取り上げた真実一郎さんの記事を引き、曰く

そのデンでいうならば、いまやジャパニーズ・ポップスにおいては「パクリ」それ自体が「萌え要素」なのです(笑)。

……そうかもしれないんだよな。これ(笑)で茶化されてるけど、実際そういう部分は否定できないんだよな、と思わなくも無いです。かと言って僕は東を否定した訳ですが。(つか東をおもっきし否定してることに言及してくれるひとが始めてでてきて、しかもそれが栗原さんで、ちょっと嬉しかったりもしますが、それは余談です。)

id:assa自身は、萌えという感情を恐らく完全には把握し切れておらず、限りなく萌えに近いフェティシズム、ていうところで<パクリ>という概念と対しているのですが。「それが<萌え>てもんだよ。」て言われるとそれまでかもしれませんが……あー……。

でいっていることはじつは、美学的なところは無視しても、社会学的な部分だけで問題設定ってできちゃうんちゃうん?という斬新な(笑)提起だったのですが(笑)

いや、僕的には「人徳」てひとことで片してしまっては議論おもろくなんないじゃないですかー、といった感じだったりするのですが。ついつい深読みしたくなるのです。それが僕の性格であり……(fade out)……。

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つか、パクリにおける妙味みたいなモノの核て、石田小吉の言うところの「ぷぷぷ感」(CAST辺りで『Rockn' roll missing』の時に言ってた。MOTORWORKSでも基本は笑いだ、みたいなこと言ってたな。)みたいな感覚だと思うのですよ。それを「にやり感」と変換しつつ、理屈化するのが非常に大変で苦労モノだったりもする訳ですが。あーつか、ダメ。こないだ買って来たピストルズ聴いて笑いが止まらないのてどうなんですか。にやりにやり。女王が空から、ダイヴ、アン、ダーイヴ!!きっとパクリの神様が救ってくれるてもんさ。にやり、にやり。