i'm 24 years old.

僕は、僕が今日取り返した、セカイを奏でたいんだ。こんなタマシイに僕はずっとずっと打ち震わされてる。簡単だよ、ツキは僕にあるんだ。君は、これ以上のモノなんて望めないだろう?齢24、今、僕はずっとずっとイケてるアイディアを撃ち続けてる!

という訳で、24になって、最初に聴いた曲はやはりこいつだった。『24 years old』-AIR。最初CDで聴いたとき、歌詩ばっか妙に自信たっぷりなくせにうるさくて、何が良いのか理解らなかったけど、ある日突然その良さに気付いてしまった曲だ。1回ライヴで聴いてしまったら病みつき、もうノックアウトな曲だ。

むかしむかしのある日、車谷浩司 a.k.a AIR石田小吉というめがねのでかいおとこをつき合わせて、Spiral Lifeという何かを横浜アリーナという場に埋葬したことがあったらしい。こいつは、その場の帰り道、スパイラルライフという何かの葬儀に付き合わせた10,000人余りの人々に向けて当時24だった車谷が配った曲だ。(実際そのデモ音源CDが何枚プレスされてたは知らないけども。)そんな曲の中で、車谷はこんな風に歌ってたのだった。ついさっきまで虹が今ほら咲いたとか僕の菜の花笑ったとか歌ってたのに、だ。この二面性はなんだなんだかだか。(因みに余談だが、そのスパイラルライフという何かは、宙吊りにされ、ギター1本を犠牲にした割には十分に埋葬されきれてないらしく、色色なとこで生き続けてるという噂だ。それと関係あるのかないのか、どうやら某2人組みヴォーカルユニットによりカバーされるらしいし。更に余談だけど、MOTORWORKSというバンドが供養のためか、神さまへと踊って、一生懸命スパイラルのゾンビを昇天させようとしているという噂もある。因みに僕はその供養のギターリフ聴いた瞬間、昇天しかけた。2度とも。)

さておき、24。車谷にとっては人生の転機だったに違いないだろう。はてさて、僕の24はどうなることだろうか。こちとら、年賀状をつくってる間に、年が明けてたての。あけましておめでとう。今年もよろしく。てか。君は君、僕は僕、それを超えるgood ideaなんて出てこないさ。ましてそれを引き金弾いて、誰かに照準合わせて、ぶっ放すことなんてできやしない。車谷は、弱い24にして、よくもまぁこんな曲を歌えたモノだ。実際当人はあっちへふらふら、こっちへふらふらしているように見えるけどもさ。根拠のない自信てやっぱ、重要なんだろうな、とは思うさ。いや、AIRは良い曲実際書いたけどもさ。

で、とりあえず僕が24歳になって最初にやったことは、何人かの人間に向けて、ほんの数行の他愛のないメッセージを書き、それをポストに投函することだった。イケてるアイディアだかどうだかは知らないけど、今年はちゃんと年賀状素材集も買って、それなりの趣向はこらしております。つか、複合プリンタうっかり買って持ち帰ってきてしまったので(CANON Pixus MP370 17,800円 デザインがツボだったりもしてかなりお買い得感あり)楽しくなっちゃったんだな。イメージが溢れてくる、てのはそれはそれで悪くない。弱い24。僕は今日、何処かに向かいだけど何処にもたどり着かない鳥を、描き続けております。鳥は鳥。僕は僕。それを超えるgood ideaがセカイを変えるならば、それもステキかもしれないね。見えない僕の小鳥は何処へ消えた?まぁいいか。it'll be nice. i'm 24 years old.in 12/30 2004.