もう忘れかけてたこと想い出してもみた。


AIR横浜ブリッツ。How are you ? i'm fine.

ほぼいちねんぶりに本当に彼が、AIRの中の人が、つか車谷浩司が帰って来ましたよ。いきなり、「Good to see you」なんて歌われちゃ、チケット代高いことも、ベスト盤の新曲が……だったことも(買ってないけど)、Tシャツが4000円と高いことも(これは買った。ギターをコピー機に突っ込んだという噂もある例のやつ。)横浜ブリッツのロッカーの数が少なすぎることも(これは一応言って置くとAIRの責任では全くない。)許せてしまっちゃう。つか1年間何してやがったんだこのやろう。すこぶる元気でした、とか言いやがって。まぁたかだか1年、といえばそうなんだろうけど……けど長いいちねんだったんだってばさ。

そんなこんなはさて置き。最初の方にいきなり「Hair Do」演りはじめて、いきなりオーラスかよ!若しくはベスト盤記念にシングルナンバー連発モード突入?とびっくりさせられたら、今度は一転『one』『my way』中心の(ほぼ)横アリモードへ。くるまたにいさん歌謡ショーのスタート。ごめん、途中、ぶっちゃけ眠くなった。二度もほぼ同じの(しかも等、佐野にキーボードの4人編成パーカスもブラスも弦もいないからむしろマイナスだ。)聴かされちゃぁさぁ……「緩急」てことば知ってるかい?と呟きたくもなりつつ……まぁ、あの悪夢が蘇りかけた。のだけど。

目を醒ましたのは佐野のドラムだった。待ってたぜこのリズムの咆哮。「Honey Cow」。佐野の超人的ドラムを改めて聴き元気を少し取り戻す。したら一転、AIR会場かき混ぜ王道モードに。そうだよこれを待ってたんだって。何故去年の横アリの大観衆の前で演れなかったんだよそれを!と突っ込みたくなるくらいに素敵なたたみかけだった。噂には聞いてたダイブするKIDSも観れた。やー満足、満足。まるで間近に迫る他人の誕生日を祝うかのようなナンバーで締めたあと、おまけにアンコールで弾き語りまで演奏ってくれちゃった。最後はメンバ戻ってきて予想通りあの曲だった。

ほぼ1年振りのライブ演らせてもらうんでハッピーなライブにしたいと思います、と言ってたが、それなりにハッピーにはなれた気がする。やっぱりあのおとこには、しゃーないなぁ全く、と思わせつつ他人をひきつけてしまう何かがあるんだろう。なんなんだろうな一体。まぁとにもかく、楽しそうに演ってたのが印象的だったな。横アリのとき「楽しい」連発してたけど、それよか全然楽しそうだったよ。それが純粋に嬉しかった。好きにやってくれ。僕らはやっぱり君を嫌いになれないからさ。そんなとこが好きなんだからさ。と。思わず呟きたくなるライブでありましたとさ。そう、AIRがそこにいて楽しそうにはっちゃけてること、それ自体でハッピーなのだ。

同じ横浜でもエライ印象違うライブでありました。まぁ最初から色眼鏡のかかり方が違ってしまう訳でそれは仕方ない訳だけども。あのハコ以外で演ってくれる分には、良いバンドですわやっぱし。あのハコには幻影まだいるからね。しかも当時見てもいなかった幻影を観てる訳だからね。しゃーないよなぁ。何せ、パストスパイラル世代ですから。

【参考】id:assa:20040110#p1 2004年1月10日横浜アリーナコンサート(AIRのひとはコンサートと言っていた。そうかあれはライブではないらしい。)レポ