白い雲のように舞いし/黒い翼(字あまり)。

『けばけば』-村上隆北川悠仁

CDジャケットでコラボレートしてるゆずの顔の良い方と村上隆がつくった絵本。昔個人的に書いた文章で、好きな色は?と訊かれて白、と答える女性の挿話を書いたことがある。「だって、何色にも染められるから。」そんな瑣末なエピソードを思い出してみたりもした。

まぁそれはいいや。つかやっぱり、盲導犬への異様な執着心(http://park12.wakwak.com/~asap/dic/life.html)が象徴するように、僕はなんでか自己犠牲という概念に何故か惹かれるのですよ。これは偽善とかヒロイズムとかそゆのとはまた別のベクトルの何かという気がする。

余談が過ぎた。これ、村上隆以外に書かせたいなぁ。誰、て具体名思い付かないのだけども。「色」という概念の使い方が浅い気がするんだよ最近の村上隆の画て。カラフルなんだけども何かが足りない。浮遊感、とかそゆものも。だって雲はもっと艶やかに空に舞うものだと思いませんか?そして雲の陰影の創り出すその美しさに、目を奪われることはありませんか?