星とちくわぶ。

『星の速さで駆けてく』-谷川史子

借りて読んだけど、良かったんで買いなおし。この漫画家さんて基本的に、出会い→すれ違い→はっぴぃえんどて流れのりぼん的プロットをキレイに描くタイプなんだけども、クッキーに掲載されたらしいこのマンガは、僕がツボに感じずにはいられない「別れと成長」を描いてる。しかも鮮やかに、絵柄が地味でほのぼのしてるのに鮮やかに。何が良いて、この漫画家さんの場合、テンポ感なんだよな。Aて場面、Bて場面、そしてC。絵柄は淡々としてるのに、この辺りの運び方が巧い。おかしくもせつない、てこの感覚。結構好きです。同様の理由で『外はいい天気だよ』も購入。『一緒にごはん』『愛はどうだ』はフツウ。短編向きなのかな。10Pしかない「星の隠れ家」なんて赤面モノの良さだし。