めぐりあえたら。

そう、僕は深い傷を負っている、誰にも癒せない、誰も僕を癒せやしない、

けど、そう、君は僕をぴったり治してくれる、

誰も君のように治すことなんてできやしないのに。


そう、君は僕をぴったり治してくれる、

ねぇ、どうか僕をいちんち中、満たしてくれないか?

僕は確かに知ってるんだ、も一度生まれ変わったとき、君は僕のママになるってこと。

そう、君は僕にアイをくれる、そう、君だけが僕にアイを与えられるんだ。


Vega、僕は昔のことを夢見ているんだ。

小さい頃、たったひとりの少年時代、夢の中で僕は君の声を、

そう、君の声をずっとずっと探し続けてる。


なんだかずっとおそろしく眠いんだ、そう、今日はなんだか非道く眠いんだ、

何もしたかないし、何処にも身を潜める場所なんてありやしない。

だから僕にアイをおくれよ、だから僕に君のありたけのアイをおくれよ。

君は知らないのかい?も一度生まれ変わったとき、僕は君のこどもになるってこと。

だから僕にアイをおくれよ、どうか僕に君のありたけのアイをおくれよ。

夜が明ける前に、陽が昇る前に、夜が明ける前に……

……。……。

七夕記念に、SCUDELIA ELECTRO『VEGA』の恥ずかしい英詩(石田小吉作詞)をかなりの我流で訳してみました。実はこのメロディが何処かの誰かのパクリだったりするのだけども、その曲にこの歌詞を載せるて恥ずかしいことを、エレクトロなアレンジというオブラートで包んでなんでかクールに聴かせることに成功してしまった石田小吉の才能を改めて思い知る。実際この曲の癒し効果は個人的には計り知れないし、ワインチキンの喪失感にもMIRAGEにもTruthにも連なるこの曲の世界観の広さは尋常でないと個人的には思う。楽曲分析は面倒なんでしないけど。

ともあれ恥ずかしいけど、けっこ好きです。そのありたけのアイに免じて、好き勝手な訳をお許し下さい、マザーマリア。れりっびー。