たかのけんいちとわたなべけんじ。

『冬の翼』-スネオヘアー購入。『東京ビバーク』で再録された「冬の翼」を含むインディーズ時代の盤。『SUN!NEO!HAIR!』(id:assa:20040330#p1)同様アイモカワラズ煮え切らない音だわな。狭い音像、ぼそぼそとしたヴォーカル、内向一直線な歌詞。なのに、何処までも届いてくるこの美メロは一体なんなんなんだスネオ。つかこの人を喰ったようなシュガーフィールズとのヤリトリはなんなんなんだスネオ。つかつかこんな御時分に「47氏」より多くキーワード辿ってこられるお前は一体何者なんなんなんだスネオ。

『pal@pop』-pal@pop。まださらりとしか流してないけど、これは間違いなく名盤。リズムは豪胆にて繊細。音像はチープだけど深い。アレンジは圧倒的なまでに美しい構築物。乗ることばはまっすぐメロディもまっすぐ。かくも絶望的な時代をサンプリングするという行為は、かくも情感とキボウに溢れたものだったのか。

つかイノトモが「Welcoming Morning」歌ってるなんて、なんて嬉しい不意打ち。chappieヴァージョン(id:assa:20040227#p1)と違いオトナと少女の境目を縫う歌唱がちょっと絶妙。