ずっと聴いてた。

『アトリエ』-山崎まさよし。んー。斉藤和義の新譜の『青春ブルース』聴いた時も思ったんだけども、ひとりで曲作れて演れるひとて逆に難しさがあるのかなぁ、と。マイペースに曲量産できるし、そのクオリティが高いからそれだけで盤としてまとまっちゃう。けど今度は「まとまり過ぎてる」てのが逆に欠点に感じられてしまって物足りない。別の言いかたすると「そうきたかー」て意外性、スリルが感じられない。

実際、山崎まさよしが中村キタロー辺りと組んでた時期、斉藤和義がSEVENで演ってた時期てそゆスリルがあったと思うのだけども。ただ余り演り過ぎると今度は「自作自演屋」としての付加価値が薄く感じられてしまって1ファンとして逆に物足りなくなってしまう。その辺りのバランスをどうとるか。ただこの辺り、山崎よりキャリア長い分斉藤和義のが巧い気はするけどね。けども初恋の嵐の隅倉氏と元くるりの森氏のドラムでは、正直SEVENの面子に比べると物足りなかったなぁ、と。

……あ、何時の間に斉藤和義の話になってる。ところでこんなこと書きながら山崎の最高傑作がセルフプロデュースの『STEREO2』て確信してる時点でなんか矛盾を感じなくもない訳だけど……まぁいいかその辺は。要は良いモノは理屈とか面子とか通り越して良い、てことなんです。てまとまってるようで全然まとまってないね。ふー。