Yuuhi leaves from Baby.

『OFF DYLAN』-ホフディラン。

急遽活動休止が決まった直後に、コロンビア移籍後の音源を中心に構成され発売されたベスト盤。

やや音楽性の違うポニーキャニオン時代の音源も含まれてはいるのでつい聞き比べてしまうのだけども、初期の方が輝いてるなぁ、という印象。確かに音は小洒落て良質なポップスなんだけども。そこへくるとやはり音を変貌させていった基盤だったユウヒの音楽性よりも、ベイビー渡辺慎の持つ魅力に気付いてしまう。曲構成がマンネリだろうが自己中なラヴソングしか歌っていなかろうがなんだろうが、ベイビーはベイビー。「味方でいてね」なんて甘たるくささやかれると「味方でいるさー」て思ってしまうから不思議だ（いや僕がそう思ってもしようがないんだろうけどもてんてんてん）。

まぁなんつかつまりはファンは結局、変わるモノより変わらないモノを選んでしまうのね。そんな相方ユウヒの溜め息混じりの感情が、なんとなく伝わってくるような。こないような。