はなびらふわり。

『a watercolor』-スネオヘアー

開封2300円。新品が2割引と思えば、と購入。で聴いたら、これは良いじゃないか。声に華がないのが残念だけど、音造りはかなり好感持てる。宅録屋らしい1音1音しっかり重ねた几帳面な仕事をしてるんだけど、その几帳面さが几帳面さに終わらず、得も言われぬ昂揚感の構築に成功している。ささやかな小さじ1杯のロマンチシズムがその音にトドメを刺す。あーもぅダメ。僕が嫌いになるはずのない音、だよ。これは。

その他、未聴3枚。『The Living Dead』-BUMP OF CHICKEN。『虹盤』-松崎ナオ。『アンブレラ』-宮本浩次。いや、バンプはMDで持ってたか。誰かが(つか僕も)若気の至りソングと名づけた例の曲、実はこの盤を聴いてて「暑苦しい音だなぁ」と思ってた僕がはじめて「ピン」と来た曲だったのよ。そうするとこの盤の局所局所を愛せるようになった。きっかけなんて大体において些細なものだったりする訳だよ。結局のとこ。

因みに『虹盤』は上田ケンジプロデュース曲収録。ただ個人的には松崎ナオは初期の透明感が好きだった。なお宮本は、決してエレファントカシマシのヴォーカルではない。