Forgetting to remain.

アイモカワラズ、LOST IN TIME。渋谷塔録で『群青』『ココロノウタ』とシングル2枚一気に購入。もう暫く抜けられない感はある。歌ってることは大体一緒で、音も大体一緒なのに食傷という言葉が全く浮かんでこない。中毒性がかなり高い。3度繰り返して聴いたらもぅ終わりだ。頼むからブレイクしないでくれ。時代の寵児になってあっけなく消えるようなことがあってはいけない。君たちが喪失感を根底にして希望を語り始めるときを、僕は見たい。聴きたい。

最初聴いた『一期一会』の「田舎の生活」からして確かにやばさはにじみ出てた。佳作揃いの盤ではあったけど、完全に自分の曲として歌いつつ、しかも原曲を超える位に秀逸なカヴァーはこいつと中村一義「冷たい頬」位なものだった。両者とも一見して長閑な原曲の中に隠れた「狂気」を見事に曝け出してしまっていた。そして中村が最近隠しがちな「狂気」を、彼らは更に純粋な形で今も曝けている。それが一見してストレートなポップサウンドに内包されているのだから堪らない。

悲しいことが悲しい訳じゃなくて/悲しいと言えないことが悲しい/嬉しいことが嬉しい訳じゃなくて/嬉しいと言ってくれた君が嬉しい

久々に1曲たりとも聴き逃したくない新星の誕生だ。とりあえず2月29日日本青年館はチェックかもしれない。生で観て朽ち果てて、後のことはそれから考えるてのも悪くない選択かもしれない。嗚呼。とまぁ、なんだか偏ったラヴレター書いて終わってしまったな。ふぃ。