裸足の女神。

LOST IN TIMEを通勤時間でずっと聴いてみて気がついたことがある。何がひっかかってくるかて言うと、その言葉回し、というか旋律への詩の乗っけ方だったりする。なかなか独特で、完全に歌い手の側の感覚で歌っている。不思議な乗せ方だ。しかし全く自然だったりする。或いは、この一種の身体性のようなものが言葉を抽象から具体へと引き上げるのかもしれない。そいやこのバンド変拍子がかなり得意なようだ。これらの曲て詩先なんじゃなかろうか。そうするとその独特の言語感覚も理解できる。けど詩先の曲でこいう融合的な感覚て最近なかなか味わえない気もする。

なんとなく歌詩のリズムへの乗っけ方が合唱的だなぁと思ったのはその辺りのせいかもしれない。試しにこの中から4つ蒼い詩を摘んで、萩京子か高島みどりか池辺晋一郎辺りが作曲したら、号泣モノな組曲が出来上がるかもしれない。混声合唱組曲『冬空と君の手』より「花」「翼」「泣き虫」を指揮、……、伴奏、……でお送りいたします。むー、それっぽい。大富豪になったら是非嘱託して、50回記念定演辺りの機会にプレゼントしたい。条件は勿論、ただただ、その音楽で泣かせてくれること、それだけである。なんて。まぁ単なる妄想であります。