著作権保護期間問題トークイベント。

延長問題を絡めた著作権を考えるシンポ。三田までいってきました。以下、メモがてら。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0703/13/news057.html

段々と「人格権」「財産権」の混同が議論紛糾の根本原因だと言うのは、明瞭になってきて、心ある人には共有されてきたと思いました。これはそろそろ議題としては成熟の域に入るでしょう。

これがクリアになって次にたち現れるのは「財産」の所在としての「マスメディア」(佐野眞一さんの言うところの著作権業界)と「コモンズ/CGM的概念」の対立ではないかという気がしました。「持つもの/持たざるもの」の議論ですね。既得権益サイドとの折り合いのつけ方というか。

僕なんかは、合唱とかコピーとか2次利用の世界(再現芸術とか実演とか)にいて、かつWEBの世界にいたりするわけで、この辺は割と切実な問題だったりします。次は落語家の方が来るようなので、その辺りの突っ込んだ議論がされると面白いかもと思いました。

ほんとは互いの利害関係とか抜きにして皆考えられるといんだろうけどね。それは難しい、というか不可能なんだろうなぁ…。皆、生きなきゃならんのだもんな。

懇親会では見知った顔少なくてかなりせつなかったんですが、2度目ましての津田大介さんと、お初だったid:copyrightさんや福井健策さんにご挨拶できて、おかげさまで実のある時間を過ごせました。