design the future.

これ買った。http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000FF37GE/ なんで今まで扇風機をもってなかったのかわからないくらい、暑いのきらいで、だけど冷房もそんなすきじゃなくて、だけど暑くて夜中眠りが浅い状態が続いてたのだけど、ここんとこの暑さに耐えかねて物色してみた。なんで買ってなかったかというとただ単に面倒くさかったからなんだけど、まぁ結局、扇風機という機械がそんな好きじゃないんだな、というのが今日いざ店で扇風機探してての感想。扇風機の何が根本的に気に入らなかったかて、スペースかさばるくせにデザインや機能の選択肢あまりにないことなんすね。特に六畳間にフィットするサイズのものてのがない。卓上ファン型はなんか物足りないしおもちゃっぽい。ところが、ヨドバシの扇風機コーナーの端っこでくねくね、まるで何かのダンスでもするかのように旋回してるこいつをみたら、衝動的に欲しくなったのだ。卓上仕様の送風機だけど、独り暮らしには全然こんなので十分。何せスリムで、一見するとなんなのかが分からないだけど、無駄のないデザインが最高だ。カラーバリエーションも、黒が欲しかったとこだけど、赤・青・白と3色から選べる。これなら秋冬に出しっぱなしでもそんな違和感がないし、暖房との併用も効果的だそう。マイナスイオンが出るところも最高だ。レナード現象には理由があるのだ。

その勢いで、話題騒然のW-ZERO3[es]予約しちゃった。http://www.willcom-inc.com/ja/lineup/ws/007sh/index.html / http://www.sharp.co.jp/ws/007sh/index.html プレスリリース以降ずっと気にしちゃいたけど、店頭でデモ実機を触ってほぼ即決。ここまでデザインされたPHS端末を僕はずーっと、ASTELがドットiを始めた頃から待ってたのだよ。間違いなく名機な先代、W-ZERO3に手出せなかった理由は、「どうみても電話にみえないし、通話する姿がおそらくダサい」ことにあったのだけど、これなら、ちょっと大き目のストレートタイプとみたら通話しててもそこまでは違和感なさげだ。1台で大抵のことが完結する、というのが、僕のモバイルに思う理想系なのだけど、その条件をついに満たしたか、という印象。しかも「電話でもあり、決して電話ではない」というプロダクトデザインの思想が、本来電話嫌いな僕の嗜好に見事マッチした。「とりあえず亀山液晶でワンセグつけちゃえ」的発想のなんだかなぁなデザインとコンセプトのAQUOSケータイとは同メーカーながら対極なり。乗り換えと新規もそんな値段変わらないし2台固定費かかるのもアレなので、電池がやばいことになってる現行機種初代京ぽんの引退がこれにて確定。これまた、メモリもっと多くてレスポンス早かったら文句のつけようのない名機でした。社名変更決定後のウィルコムにはほんと文句ないです。

つくづくこうやって買い物して思うんだけどさ、プロダクトの買い物って、絶対デザイン先行なものだって思うんですよ。機能性とか言うけど、機能なんて絶対副次的なモノで、むしろデザインの中に既に機能って内在してるもんだと思う訳です。記号消費ってそゆもんじゃん。それを具現化したのがAppleや、「かつての」ソニーや(マッキントッシュGUI/iPodiTMSウォークマンの誕生は、デザインによって操作する側のライフスタイルそのものを変えた訳で)、もう少し小物だと遅まきながらケータイにデザインて概念を持ち込んでくれたauだったりした訳で、そゆ先人たちの努力を水泡に帰すようなデザインしてるといえない代物みつけるとほんと空しくなりますやね。扇風機メーカーはほんとに扇風機のアーキテクトはあの形だけでいいのかもっと考えて欲しいし、特に機能ほど製品に魅力ないなと常々思うDVD/HDDレコーダのメーカーはDVDというソフトの可能性をフルにいかすデザインを真剣に考えて欲しいし、ケータイのメーカーは新機能さえ乗っければ消費者は踊らされて買うだろうという甘い見通しをいいかげんそろそろ捨てて欲しいと思います。勿論デザイナーのエゴを満たすための「デザインのためのデザイン」てのが一番空しいのだけどね。個人レベルでもね、重いだけで結局何をどうしたいのか見えないFlashスタイルシートのWebデザインとか、もね。僕はセンスないのがわかりきっているので、こうやってミニマルなデザインにしているわけですが。

【参考】
http://d.hatena.ne.jp/nyaofunhouse/20060710/1152498700
http://mirror-ball.net/2006/07/post_72/