誰もが精一杯運命にテイク・オフ(仮題)。


http://www.sme.co.jp/sme/pressrelease/20040930.html

おっしゃぁ!これでスネオヘアーの次のアルバムは通常CD発売になるてことではないか。グッバイ、CCCD、もう購入に迷いはないよ。しかし買ったは良いものの外で聴くに聴けない『TommyAirline』-Tommy february6 と『Answer』-スーパーカーどうしてくれる(特に前者だ前者!トミーィ!!)、てのもあるのだけども。……つかね、iTunes導入しちゃうと必然的にCCCDでPCにリッピングできない盤(曲)て聴かなくなるんよ。

と思って最近はずっと200曲近く入れたMP3データCDとCDウォークマン持ち歩いていたのだけどね。これが、今日はそれ持ち歩いていないんだな。

理由は簡単で、『BRAND-NEW MOTOR WORKS』-MOTORWORKS と『ユグドラシル』-BUMP OF CHICKEN と 『シンクロナイズド・ロッカーズ』-the pillowsトリビュート盤 の3枚、これら9月発売の新譜で音楽的欲求が満たされモードだから。特にMOTORWORKSは外せない。つかMOTORWORKSの隙間に他を聴いてる感じ。

やっぱりねぇコンテンツて量かき集めればよいてモノじゃなくて最後には質だよな、と改めて当たり前なことを思ってもみたり。漫然と200曲を延々シャッフルプレイしてるよりもずっとずっと、1枚のアルバムを繰り返し順番通り飛ばさず聴いてた方が滲みる。レンタルしたアルバムCDからテープにダビングしてた世代にしてみれば当たり前の感覚だったりするのだけども。なんか擦れてしまったんだよなぁきっと。

かつて、コンテンツには力があった。オトには琴線震わす何かがあった。だからダビングされた「ただのテープ」は「のびたテープ」になった。「のびたテープ」は僕らを奮い立たせていた。どんな気持ちか?て、つまりはこんな気持ちだ。て、どんなよ?

さて置き、今や時代はすっかりディジタルで、オリジナリティなんてことばもすっかり色あせるか若しくは陳腐な宣伝コピーと化して、著作権なんて制度も旧くなったの継ぎ接ぎしてる状況で、その継ぎ接ぎに噛り付いてるコンテンツ業界な訳だけども、大事なのは継ぎ接ぎ、じゃなくて繰り返しなんだよ。繰り返しても廃れない、何かなんだよ。それを内包したコンテンツをロクに作り出せないまま法律と盤の規格だけいじくり回してハード売りたいがために戦略転換して何やってんだこやつらごんごんて感じだ。テープは繰り返すからのびるんだ。繰り返されないテープは誰も見向きもしないただのハコだ。その違いを見抜けるかそうでないか、見抜けない輩はただの継ぎ接ぎを市場に提供しようとする訳だ。それを消費者が見抜けば継ぎ接ぎなんざロクに売れないのは当たり前の話だ。

て、話が逸れた。要するに面白いモノ造れよ造れば買うし一生大事にするよ、て単純な話。<普遍>と言えるようなメロウネスやニュアンスを放つそんな断片を解き放ってくれよ。(http://bounce.com/interview/article.php/1570)なんてロマンティックなことをあえて繰り返し言うつもりもないのだけども。なんだろう。HIGH(MOTORWORKS)とLOW(BUMP)を繰り返して聴いたせいで躁鬱激しいせいかなんか文章がおかしくて、砂を噛んだような気分だ、Sigh...

まぁそんなこんな。2004年9月というこの月。CCCD静観派だったレコード会社3社からかくも素晴らしいコンテンツが輩出されたことは、そして、積極派2社がCCCD推進路線に玉砕したことは、嬉しいことだったのでありますわ。もぅ手元にアナログなテープなんてないけれど、音楽はディジタルに複製されて何GBと漫然と溜められていくけども、そんな状況でも記憶の中で、ずっと良質のメロディは繰り返される。とりあえずは、その事実を今、幸福と呼んでかみ締めようではありませんか?